Vol.12. 「ガーナの環境問題」(2020/06/04)
- ViVID
- 2021年4月9日
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一週間程お休みしていた「おうちでガーナ」ですが、今日は少しガーナの環境問題についてお伝えしようと思います。先日の現状報告にて、マスク配布の際に使用している「プラスチック袋の回収BOXを村内に設置した」と書きました。
ガーナでは生ごみは家畜の餌にする、または庭で栽培している植物(プランテンやキャッサバなど)の堆肥として使うことがほとんどです。ただし、プラスチックや電子廃棄物、粗大ゴミなどはどうなっているのでしょう。
ガーナのアブゴグブロシーという場所を聞いたことはありますか?
環境問題に取り組む日本人アーティストや美術家の方が取り上げていることで、名前を聞いたことがあるかもしれません。ここは世界最大の電子廃棄場です。ここにある電子廃棄物から銅や鉄を取り出し、それらを売って生活している人がいます。もちろん有害物質が発生しているので健康費を受け若干20代でガンで無くなる人もいるそうです。
▼アグボグブロシーの廃材でアートを作っているアーティストの長坂真護さん
また、アクラ国家災害管理組織(NADMO)のアナクワ氏によると、首都アクラで発生する火災・水災の80%はゴミが排水溝に入り混むことによる洪水などの人災だそう[1]。経済成長の著しいガーナですが、自国の廃棄物や他国から持ち込まれる不良廃品の処理能力、また廃棄物処理に関する住民の意識が追い付いていないのも事実です。
これらの問題を少しでも拡大させないように、セイチェレに寄り添いながらViVIDにできることを少しづつ行っていく予定です。
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