- (元)オブロニワイフ見聞録 Vol.1 -「ViVID」にGhana (2021/02/21)
- ViVID
- 2021年4月9日
- 読了時間: 5分

元オブニロワイフ(外国人妻)によるガーナのクスッと笑えるエピソード
「 (元)オブロニワイフ見聞録」

ViVIDサポーター広報のセイムかおりです。2012年、私はガーナ人の夫との結婚を機にガーナという国と深いかかわりを持つことになりました。(現在はシングルです。)
そんな私が、オブロニワイフ(外国人妻)という立場で見て・聞いて・感じたガーナをみなさんに知ってもらうために始まった「(元)オブロニワイフ見聞録」。今回は、団体名である「ViVID」や団体のスローガンである「Colorful」にちなんで「カラフルでヴィヴィッドなガーナ」をお届けします。
アフリカと聞いて、みなさんは何を一番に頭に思い浮かべますか?ライオンや象といった野生の動物たち?それとも大平原に昇る真っ赤な太陽?
きっと、多くの方がたがアフリカと聞いてそのような光景をイメージするのではないでしょうか?
それでは、西アフリカと聞いてみなさんは、どんなことを思い浮かべるでしょうか?もっとピンポイントでガーナと聞いて思い浮かべるものは何ですか?きっと多くの方が、ガーナと聞けばチョコレートを思い出すのではないでしょうか?
実際、ガーナのカカオ生産量は世界二位を誇ります。そうなのです。ガーナのカカオ生産量は世界二位。世界一位ではないってちょっと意外だったりしませんか?実はコートジボワールが世界で一位のカカオ生産量を誇っています。
(カカオ生産量について参考資料
そんなガーナ!(正式な国名はガーナ共和国)ガーナといえばチョコレート(カカオ)のイメージが強いですが、それだけではないのがガーナです。ここでは、それだけでは終わらないガーナについて、みなさんにお届けしたいと思います。
1, Colorful Life for All

ViVIDのスローガン「Colorful Life for All」は、ガーナを語るにはもってこいのことばです。
真っ青な空、ピンク色の朝焼け、そして赤土。ガーナでの生活で私たちの目に飛び込んでくるものたちは、まさにカラフルでヴィヴィッドなものばかりです。
2, アフリカンプリント

ガーナの「カラフルでヴィヴィッド」といえば、アフリカンプリントは絶対に外せません。パーニュやキテンゲなどと呼ばれますが、パリッと張り感のある布地です。幾何学模様や、動物や植物、扇風機やラジオ柄などもありデザインも豊富でとにかくアフリカンプリントはポップです。
ガーナでは、ローカルマーケットやショッピングモールで購入することができますが、とにかく種類が豊富なことと、一つひとつの色合いの主張が強いので、お気に入りの一つを選ぶのは至難の業です。
「今日はブルー系の一枚を買うぞ!」決め込んでお店に行ってみても、カラフルな布地たちを目の前にすると、どれもこれもが素敵に見えて目移りしてしまいます。そこで、お気に入りの一枚をゲットするためのちょっとしたコツを一つお伝えしたいと思います。
そのちょっとしたコツとは、アフリカ人女性と一緒にお店に行く!です。そしてアドバイスしてもらってください。実はアフリカンプリント、自分がこれだ!と思うものより、第三者の意見を聞いて買ったもののほうが、なぜかしっくり似合うものなのです。ぜひ試してみてくださいね。
3, 伝統的織物ケンテ

ガーナといえばケンテが有名です。ケンテは、その昔アシャンティ王国で作られていた伝統的な織物。現在ではケンテ柄がプリントされた布地もありますが、織物のケンテは圧巻です。特にケンテで仕立てた新婦のドレスはとても美しいものです。
西アフリカの他の国にもケンテは存在しますが、特にガーナらしいものはオレンジベースに赤や緑といった配色で織られたものです。淡いピンクやパープルなどのモダンな配色のケンテもありますが、ガーナらしいものをと思うならオレンジベースのケンテです。
ケンテは20㎝前後の細い織物をつなぎ合わせて一枚の布にしています。織物ですから重さもかなりあります。
4, ガーナ人はおそろいが好き?
ガーナでは、布地を買って仕立屋さんへ持って行き洋服を作ることが一般的です。オーダーメイドで自分だけの一着を作るのです。自分だけの一着を作ってもらうなんて何だか特別感ありますよね。だいたい二週間前後もあれば完成します。完成後もちょっとした手直しなどのリクエストを聞いてくれるお店もありますから、時間には少し余裕をもって仕立屋さんに行きましょう。
そんなオーダーメイドの洋服ですが、カップルがおそろいの生地で洋服を仕立てるのもまたポピュラー。男性がシャツを仕立てたら女性はワンピースを仕立てるなどしてリンクコーデを楽しみます。
そんな背景からくるのでしょうか?洋服に限らずスニーカーや財布にいたるまでガーナの人たちは、おそろいに抵抗がない人が多いように感じます。抵抗がないというよりは好んでおそろいを楽しんでいるようなイメージ。といっても、こちらは筆者の勝手なイメージではありますが…。
5, ViVIDをあなたの「Ghanaの入り口」に

さて!そんなガーナをあなた自身で感じて、そして確かめてみたくなりませんか?今回は「カラフルでヴィヴィッド」なガーナをお届けしましたが、私たちViVIDがお伝えしたいガーナはこれだけではありません。
ViVIDのメンバーは「一人ひとりがガーナとユニークにつながっている」という強みがあります。そんなユニークさを持ち味に、私たちViVIDの活動はもちろんのことですが、ガーナの悲しい歴史、経済成長をとげている現代のガーナにおける貧富の差、そして今まさにガーナという国が必要としていることは何なのか?ViVIDはいろいろな角度からガーナを見て、そしてみなさんに情報をお届けします。
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