元オブニロワイフ(外国人妻)によるガーナのクスッと笑えるエピソード
- (元)オブロニワイフ見聞録 -
(写真：筆者 撮影)
ViVIDサポーター広報のセイムかおりです。2012年、私はガーナ人の夫との結婚を機にガーナという国と深いかかわりを持つことになりました。（現在はシングルです。）
そんな私が、オブロニワイフ（外国人妻）という立場で見て・聞いて・感じたガーナをみなさんに知ってもらうために始まった「(元)オブロニワイフ見聞録」。
今回は、ガーナに行ったら絶対に食べてほしい朝食についてお届けします。
1. ティーブレッド
こちら、筆者がイチ押しするガーナに行ったら朝食に絶対に食べてほしいティーブレッドです。ナツメグが味の決め手で、なんともいえない香りが鼻を駆け抜けます。ちなみに、筆者はティーブレッドに異常なまでの愛があります。よって、今回は写真多めです。
ティーブレッドは、11:00くらいまでしか買えない朝食用のパンで、お昼のころにはもう買えません。購買意欲そそられますよね。
朝6:00前にもなれば、こんなのを頭にのせた売り子さんが歩いています。写真左側の細長いものがティーブレッド。右側に写っているクルクルっと丸められたタオルを頭頂部にセットして、その上に、この木の大きなお盆のようなものを乗せて歩いています。
写真を見ると、朝からティーブレッド以外のパンも売っていますが、ティーブレッド一択です。ちなみに、筆者は二度ほどガーナに行っていますが、朝食は100％の確率でティーブレッドです。そう、ティーブレッド一択なのです。二度目のガーナ滞在は一か月弱ありましたが、毎朝ティーブレッドでした。
見てください！無理やり詰め込まれたパンたちを！パンたちは頭に乗せられてここまで来たのでしょう。そして、ただ今絶賛販売中の図です。
実際、車を止めてこのパン屋さんからティーブレッドを買いました。ビニール袋にギュウギュウに詰め込まれたティーブレッド。（もちろん）フワフワ感には欠けてはいましたが美味しくいただきました。ガーナでは「小さいことは気にしない」これ鉄則です。
こんなふうに屋台でも売られています。飲み物はティーブレッドというくらいですからね、ミルクティーをお買い上げです。といいますか、コーヒーは売っていません。
ここで一つ耳よりな情報！ガーナで紅茶をオーダーするとき「リプトン」といってみてください。「リプトン」＝「紅茶」です。
2. ティーブレッドのお供に
ティーブレッドにカウベルは外せません。「カウベル」＝「クリームチーズ」。これもまた「リプトン」同様で、「クリームチーズ」ではなく「カウベル」です。「カウベルもお願いね。」といえば真ん中にクリームチーズを塗ったティーブレッドもしくは、カウベルも一緒についてきます。
実際、ティーブレッドといえば「カウベル」のようで、記事中に貼り付けてある写真を改めてよく見てみてください。どの写真にもカウベルが写っていますよ。
こちらも「カウベル」で通じていました。もう「cow」も「bell」も見当たりません。けど、思い出してください。ガーナでは「小さいことは気にしない」が鉄則ですから。
3. ティーブレッドを食べ比べ
あ～…断面さえも愛おしい…。と思うほど、筆者が愛してやまないティーブレッドですが、売り子さんによって味は大きく違いますしサイズ感も違います。
ずいぶんと多くの売り子さんからティーブレッドを買いましたが、その中でもナンバーワンのティーブレッドは、セコンディタコラディで食べたティーブレッドでしたね。それがこちらのティーブレッド。ナツメグの香りが鼻から抜ける感じがもう最高でした。
あまりの美味しさに、四回目に買いに行ったとき「一緒に写真を撮らせてください！」と売り子のおばちゃんにお願いしたほど熱狂的なファンになってしまった筆者。「この次来たときに一緒に撮ろう。」といってくれたおばちゃん。ときどき思い出しては、一緒に写真を撮れなかったことを悔やんでいます。
4. ティーブレッド海を渡る
ここまで読んでいただいて、筆者の異常なまでのティーブレッド愛がみなさんにも伝わっていると思うのですが、ティーブレッドが大好きすぎる筆者、帰国の際にティーブレッドを日本へ持ち帰るということもしています。
写真は、海を渡ってはるばる日本に連れてこられたティーブレッドの飛行機に乗る前の姿です。もちろんフワフワしたパンですから、20時間オーバーの移動が必須のガーナ⇔日本のフライトでは、いくら気をつけていてもこの状態をキープすることはできませんでした。それでも美味しくいただくことができました。
みなさんもガーナ滞在をすることがありましたら、朝食にぜひティーブレッド食べてみてください。朝にしか買えませんよ。カウベルもお忘れなく。それから、コーヒーにも間違いなく合いますのでご安心を。