top of page
  • Writer's pictureViVID

- (元)オブロニワイフ見聞録 Vol.2 - ガーナピーナッツ 意外な共通点

Updated: Mar 13, 2021


元オブニロワイフ(外国人妻)によるガーナのクスッと笑えるエピソード

- (元)オブロニワイフ見聞録 -

(写真:筆者 撮影)

                                                       



ViVIDサポーター広報のセイムかおりです。2012年、私はガーナ人の夫との結婚を機にガーナという国と深いかかわりを持つことになりました。(現在はシングルです。)

そんな私が、オブロニワイフ(外国人妻)という立場で見て・聞いて・感じたガーナをみなさんに知ってもらうために始まった「(元)オブロニワイフ見聞録」。今回は「ガーナのピーナッツ 意外な共通点」についてお届けします。


1ピーナッツは「ンカティエ」

記事トップの写真をアップにしてみました。ピーナッツをTwi語で「ンカティエ」と呼びます。ちなみにTiw語はアカン族が話す言語で、日本では「チュイ語」や「トゥィ語」と呼ばれます。


Tiw語についてはこちら


さて、私だけでしょうか?「ン」から始まる単語を聞くだけで、とたんに「アフリカ色」を強く感じてしまうのは…。


そんなガーナのンカティエ(ピーナッツ)ですが、どうもンカティエ(ピーナッツ)たちには無くてはならない必需品があるようなのです。それはサングラス。


筆者がオブロニワイフ(外国人妻)だったころ、二度ほどガーナに行ったのですが、滞在中に出会ったピーナッツたちは、一つ(一人?)として例に漏れることなくサングラスをかけていました。(あくまでも筆者が出会ったピーナッツに限ってです。)


2 サングラスをかけたピーナッツ スナック

記事トップの写真をもう少し引きで、全体を写した写真がこちらです。ンカティエ(ピーナッツ)がしっかりとサングラスをかけています。


こちらの商品ンカティエバーガーは、どうやらスナック菓子に位置付けられているようなのですが、なぜ「ンカティエバーガー」というネーミングなのか?筆者が個人的に入手した情報によりますと、ハンバーガーのようにお手軽に食べられるンカティエ(ピーナッツ)ということで「ンカティエバーガー」と名付けられたらしいです。情報元は元夫なのですが、まんざら嘘ではない情報だと私は思っています。



そんなハンバーガーのようなお手軽さが売りのンカティエバーガーですが、中身はこんな感じです。サクサクの衣をまとった日本でいうところのボンゴ豆のようなピーナッツ菓子。


ちなみにこのボンゴ豆ですが、この記事を書くにあたって少し調べてみたところ、なんと北海道のローカルフードであることが判明!(筆者、生まれも育ちも北海道のどさんこです。)今の今まで疑いもせずボンゴ豆は全国区だと思っていました。


※ボンゴ豆についてはこちら


少し話がそれてしまいましたが、もう少し話をそらしましょう。筆者、十数年前にバングラデシュへ二度ほど行ったことがあるのですが、バングラデシュでもまたピーナッツはお手軽なファストフードに位置付けられていましたね。屋台で売られているピリ辛のピーナッツはビールのお供には最高であろう味でした。(バングラデシュでは屋台のピーナッツ片手にビールとはいきませんが。)



3 サングラスをかけたピーナッツバター

こちらのンカティエ(ピーナッツ)もまた、しっかりとサングラスを着用しています。しかも、こちらのンカティエは、ちょっと粋がった不良風だったりするのがおもしろいですよね。「サングラス=不良風」なイメージって、とことん昭和の日本人的発想なのかと思っていましたが、こんなところで日本とガーナの意外な共通点を発見です。






4 ピーナッツのシチューは日本人好みの味

ピーナッツバターといえば、ガーナ料理にはかかせない食材の一つでもあります。ガーナ料理といえば、基本的にはペペ(唐辛子)がたっぷり入った辛いシチュー(煮込み料理)なのですが、どれも意外や意外!日本人の口に合うものが多く、その中でもピーナツのシチューは筆者がイチオシするガーナ料理であり、筆者が唯一作ることができるガーナ料理でもあります。


写真は先日、筆者が食べたピーナッツのシチュー。甘くないピーナッツバターを使って日本にいてもお手軽にガーナの味を満喫することができます。写真がドアップすぎてよくわからないと思うのですが、チキンと鯖の入ったピーナッツのシチューです。ペペ(唐辛子)をこれでもか!というくらいかけていますね。


それにしても写真のピーナッツのシチュー、お子様用カレーみたいな色をしていますね。これは、トマト缶を入れずに作ったので赤みがありませんが、通常ガーナでお目にかかるピーナッツのシチューはもっと赤みがあります。


また、このときはパスタにピーナッツのシチューをかけて食べましたが、ごはんにかけても申し分なしの味です。もう少し本格的にガーナを味わいたいならフフ(FUFU)ですね。フフもいつかご紹介したいと思っています。


ちなみに、少し乱暴すぎる言い方ではありますが、トマトベースのシチューの中にチキンと鯖さえ入っていれば、それはもう立派なガーナ料理と呼べますよ。ガーナに限らず西アフリカの国々では、肉と魚を一つの鍋に入れることは多いようです。




4 まとめ


ガーナのンカティエ(ピーナッツ)は、サングラスがお好きという情報楽しんでいただけましたか?ガーナと言う国は、ちょっと旅行に行ってきま~す!といって気軽に向かう国ではないでしょうから、このようなローカル情報はなかなか目にすることがないと思います。これからもぜひ「(元)オブロニワイフ見聞録」でしか入手できない情報を楽しんでくださいね。

226 views0 comments
bottom of page