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元オブニロワイフ(外国人妻)によるガーナのクスッと笑えるエピソード
- (元)オブロニワイフ見聞録 -
(写真:筆者 撮影)
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ViVIDサポーター広報のセイムかおりです。2012年、私はガーナ人の夫との結婚を機にガーナという国と深いかかわりを持つことになりました。(現在はシングルです。)
そんな私が、オブロニワイフ(外国人妻)という立場で見て・聞いて・感じたガーナをみなさんに知ってもらうために始まった「(元)オブロニワイフ見聞録」。今回は「その国の食を制する者はその国を制する」についてお届けします。
1 . ガーナ料理って辛い?
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ガーナ料理は辛いです。そして、筆者は辛いものが好き。そんな筆者でも辛いと感じるガーナ料理。ローカルレストランで何度か食事をしたことがありますが、ほぼ全ての料理が辛い味付けです。
「日本に暮らす辛い物好きの日本人」といったレベルの筆者は、ときどき食べる辛いものならもちろん楽しめます。けど、それが日々の食事全てが辛いとなると楽しむどころか切ないわけです。
切ないくらいなら、まだいいのですが、挙句の果てには体調を崩します。ガーナ滞在中にヘビーなガーナ料理が原因の体調不良を経験している方は多いと思いますが、筆者も例に漏れずそのうちの一人。
2 . 主食は多彩
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ガーナ料理の基本は、このような煮込み料理です。このような煮込み料理と一緒に主食となるものを食べるのですが、主食がとにかく多彩なガーナ。主食の多彩さは、ガーナに限らずアフリカ料理の特徴だと思います。
この写真に写っているはプランテーン。日本でよく見かけるバナナの5~6倍の大きさのバナナのようなもの。
ご覧の通り見た目はバナナなのようなプランテーンですが、触感は少しねっとりしたじゃがいもとでもいいましょうか。そして、味は完熟度合いにもよりますが、若いグリーンのうちは、よりじゃがいもっぽく、完熟していけばいくほど酸味や甘みが増していきます。
筆者のおすすめは黄色くなりかけて、少し酸味と甘みが出てきたころの茹でプランテーン。写真のプランテーンがちょうどそのくらいの食べごろ茹でプランテーンです。プランテーンは日本でも上野や新大久保で売られていますよ。
3. そして油っこい
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よーく見てください。表面のほとんどが油でおおわれているのが見えるはずです。はい、ガーナ料理は油っこいです。ガーナ料理に限らずアフリカ料理といえば辛いイメージはつくと思いすが、油っこさもあなどれません。
辛さとこの油っこさは、長く母国を離れているアフリカンの胃でさえ不調にするくらいのパンチ力があります。
そんな辛くて油っこいガーナ料理ですから、あっさりさっぱりな日本食で育った私が連続して食べ続けるにはヘビー過ぎるわけです。
実際、筆者はこの写真の煮込み料理を、油っこいし辛いけど美味しい!と朝食に食べた後、その日のお昼ごろには胃の調子を壊し、その後しばらくガーナ料理を受け付けなくなってしまいました。
胃の調子を壊したなんていってしまうのは簡単ですが、夜中に寝返りをうつたびに胃痛で目が覚めるといった笑えない状況にまで陥った筆者。恐るべし辛くて油っこいガーナ料理!
4. 胃を休めることも重要なミッション
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その国の食を制することができればその国を制することができる。(なにやら壮大なスケールの話になっていますね。)私たちは生きるために食べなければいけません。その「食べる」という大切な行為に痛みがともなうとしたら、これはもう一大事なのです。
ガーナでは、胃を休ませてあげることも重要なミッションになります。写真のクッキーは、寝返りをうつたびに痛みで目が覚めるほど胃をやられてしまった筆者の「生きるためのチョイス」です。(なにやら壮大なスケールの話になっていますね。)
このクッキー、とことん素朴でシンプルな味のクッキーでした。きっと日本にいたら見向きもしないほどの素朴さとシンプルさ。けど、またガーナに行くことがあるなら絶対に食べたいガーナの味。筆者にとっての救世主的存在なのです。
5. 慣れ親しんだものを挟みつつガーナ料理を楽しむべし
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せっかくガーナに来たのだからガーナ料理を楽しみたい!そんな気持ちわかります。けど、慣れ親しんだ味を挟みつつガーナ料理を楽しむことで、滞在中の胃痛を最小限に抑えたり、軽減はできるはず。
ガーナにもこのようなファストフードのお店はありますので、馴染みの味で胃を労わってあげることも大切な仕事の一つになります。ガーナに行った際は、ぜひとも胃を大切にしてくださいね。経験者からのアドバイスで今回は締めくくりたいと思います。
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